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ー　お話を伺った方

ハウスコム株式会社 サービス・イノベーション室 室長 安達様

ー　プロジェクト発足の背景をお聞かせいただけますでしょうか？

　弊社が毎年主催している「大学生ビジネスコンテスト 住まいサービス業 × 地域 新規事業の創出」で発案されたアイデアがきっかけでした。2019年優勝チーム「ホシカナ」の事業アイデアである「家ではなく、街に住む」が、弊社が目指す世界観に類似していました。

　昨今、家探しをする時にお客様ご自身で不動産ポータルサイトを見れば物件情報は幾らでも確認できますが、その街に引っ越し、住んでからのイメージが付くような本質的な情報が取得できるコンテンツはありません。

　そこに今回の事業アイデアには価値があると思っています。ただ物件を紹介するのではなく、お客様がその街へ引っ越し、新生活をスタートさせた際のイメージが付くようにお客様のライフスタイルをデザイン（住生活提案力）する、というようなことが今後の我々の仕事になってくると思っています。弊社は入居者側のエージェント（購買代理人）であり、住生活を提案する“ライフスタイルデザイナー”を目指しています。

　こういった経緯から「家ではなく、街に住む」というアイデアを、ぜひ形にしたいと思いプロジェクトの発足に至りました。

> 株式会社ハウスコム主催大学生ビジネスコンテスト 2019年開催



ー　プロジェクトを始動するにあたり依頼する企業様を比較検討されたかと思いますが、なぜ弊社にご依頼いただけたのでしょうか？また、プロジェクト中の体制はいかがだったでしょうか？

　大手SlerのIT企業にもお声がけをし、各社の提案も受けましたが、「柔軟性が高い対応をしていただけそう」という点でレッジ様にご依頼させていただきました。多くのイノベーション案件のように“やってみないとわからない“という型にはまらない修正変更を加えながらのアジャイル型で進められる点が非常に良かったと思っています。

ー　プロジェクトの成果としてはどういったことが得られたでしょうか？

　弊社のミッションは「住まいを通して人を幸せにする世界を創る」です。最終的なビジョンは「THE LIVE DESIGN COMPANY ～地域社会で最も人によりそう住まいのデザインカンパニー」が目指しているビジョンになります。「家ではなく、街に住む」は、この世界観を作っていくためのファーストステップになれたと思います。また、多くの業界関係者の方々にもこの世界観に共感を持っていただきまして、お客様のライフスタイルを後押しできるサービスに繋げていく良いきっかけになったと思います。


ー　今後の目標やビジネス展開として、貴社としてはどのようなビジョンをお持ちでしょうか？

　これからのお部屋探しは住む部屋を提供するだけでは不十分であり、働き方や生活の仕方が多様化して行く世の中において、お客様が希望するライフスタイル（住生活）に合った提案力が必要です。

　ハウスコムは既存の強みをベースにデジタル技術を活用して、お客様のライフスタイルをデザイン（住生活提案力）することで、お客様の体験価値を向上させて、“住まいのデザインカンパニー”として、アフターコロナでも選ばれる企業へ成長していきます。

　ハウスコムのあるべき姿は、入居者側のエージェント（購買代理人）として、お部屋探しにとどまらない「ライフスタイルをまるごとデザイン」する“ライフスタイルデザイナー”を目指します。